毎年恒例のボジョレーヌーヴォーのイベントなど、ワインは日本での嗜好品として完全に定着しました。
友達へのギフトに選ぶ人も増えており、通から初心者まで幅広く喜んでもらえるワインTOP5を紹介します。
まずTOP1は何と言ってもフランチャコルタです。
フランチャコルタはイタリアのロンバルディア州東部フランチャコルタ地方で、シャンパーニュ方式と呼ばれる瓶内2次発酵方式で作られる発泡性葡萄酒の一種で、品質の高い香りと味わいでとても人気があります。
主要品種は柑橘系のさわやかな香りのピノビアンコ、フルーティな香りのシャルドネ、チェリーやラズベリーを思わせるピノネロなどです。
発泡性葡萄酒としては初めて、イタリアの統制保証付原産地呼称の認定を受けました。
第二位は高級シャンパンの代名詞ともいえるドンペリニヨンです。
カトリック教会最古の修道会のベネディクト会で名高いドンペリニヨン氏にちなんで名付けられたシャンパンは、ドンペリの愛称でアルコールに興味の無い人にもよく知られています。
そもそもシャンパンはフランスのシャンパーニュアルデンヌ地域圏で生産されたブドウのみを使って、瓶内二次発酵を経て封緘後15か月以上熟成した発泡性葡萄酒しか名乗れない総称です。
そのシャンパンを代表するドンペリニヨンなら、通にも初心者にもギフトとしてはずすことなく喜ばれます。
第三位はドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼです。
ドイツというとビールを想像する人の方が多いかもしれませんが、トロッケンベーレンアウスレーゼはフランスのソーテルヌやハンガリーのトカイワインと並んで、世界三大貴腐ワインに選ばれています。
トロッケンベーレンアウスレーゼとは、ドイツ語で乾いた果粒を選り摘んだという意味です。
最もブドウ果汁の糖度が高いと言われおり、甘い口当たりが日本人の味覚に合います。
第四位はスペインのカヴァです。
シャンパーニュ式製法を用いて生産される発泡性葡萄酒で、カヴァとはカタルーニャ語で洞窟や地下蔵という意味です。
スペインの食料品に対して与えられる、原産地呼称制度の認証を受けています。
古来より洞窟で果実の香りが魅力のマカベオ種やチャレッロ種、パレリャダ種をブレンドして作られており、現在のスペインでは最も輸出量の多い発泡性葡萄酒です。
第五位はイタリアのモスカートダスティです。
ピエモンテ州のアレッサンドリア県やアスティ県やクーネオ県で生産されており、透明な色と甘い飲み口なので、デザートワインとしても人気があります。
モスカートとはマスカットの事で、アスティ地域のマスカットで作られたワインという意味です。